NT倍率が上昇している

NT倍率が上昇している

11月13日現在で、NT倍率が約12.5倍に達している。NT倍率とは、日経平均株価をTOPIXで割った数値だ。日経平均平均を構成するのは225銘柄。TOPIXは東証1部の全銘柄で構成されている。つまり、NT倍率とは何を意味するかというと、倍率が低ければ東証1部全銘柄がまんべんなく買われていることを意味する。NT倍率が高いということは、日経平均に影響力の高い一部の銘柄が集中して買われているということを意味している。具体的には、ファナックやファーストリテイリング、ソフトバンクが買い進まれて日経平均が押し上げられているということ。過去2年間のNT倍率をみると、アベノミクスが始動しはじめた2013年1月から3月にかけてはNT倍率は、12.1倍から11.6倍まで低下している。つまり、全ての銘柄が買われていた。全ての銘柄が買われる状況が、投資家にとっては安心して買いポジションを継続できる状況である。逆に、NT倍率がもっとも高かったのが2013年12月の12.7倍だ。このときは、一部株式評論家は下落に転じる可能性を警告していたし、実際に2014年1月に入って、株価は大きく下落していった。
現状分析をすると、11月13日時点では、すべての銘柄が買われて日経平均株価は上昇しているわけではないということだ。一部の主力銘柄が集中して買われている。いまのNT倍率12.5倍という水準は、これから1か月以内に日経平均株価が大きく下落する可能性を示唆している。要注意だ。