足元のマレーシアイスカンダル不動産市況

足元のマレーシアイスカンダル不動産市況

最近日本のメディアでも沢山取り上げられているマレーシアジョホールバル州のイスカンダル地域の不動産購入に関して、足元の不動産市況に関して整理したいと思います。

 

まず一番気になるのが需給です。結論から申し上げますと、外国人富裕層が主なターゲットとなる高層コンドミニアムは供給過剰な状態のようです。マレーシアだけでなく、シンガポール、そして中国のデベロッパーが大量に似たような高層コンドを建設販売しております。これを受け2年ぶりにジョホール州の不動産価格が下落したとの報道が現地紙では見られますし、特に高層コンドの値下がりが気がかりです。

 

政府やマレーシア不動産民間企業の方々も不動産供給過剰を懸念しており、戦略の転換を図っております。マレーシアの首都クアラルンプールやシンガポールのように雇用の受け皿がもの凄く大きいわけではないジョホールにとって、高層コンドばかりを建てていては住み手が見つかりません。そこでジョホールに定住してもらうために、商業施設の建設やより価格の手ごろな庭付き戸建て住宅の建設を推し進めることに戦略シフトを図っております。この戸建て住宅はマレーシア現地の方でも手が届く程度の価格帯に設定したことにより、よりボリューム大きいターゲット層を狙えます。

 

こうした環境下、イスカンダル地域での不動産投資を検討の場合、高層コンドはとてもロケーションの良い物件にのみ的を絞るべきです。そして安定した需要が期待できる庭付き戸建て住宅への投資も比較的安定した収益を望める投資かと考えます。